視力検査の数値が大幅に落ちて焦りを感じているゴリ助です。
最近、愛用していたM2 MacBook Airから、天板にへこみや傷がたくさん見受けられ、ビジネスの最前線で使われていたであろう、中古FMVに乗り換えました。
「え、なんで? MacBook Airって評判いいじゃん…」「Windowsマシンに逆戻り?」そう思った方もいるかもしれません。
確かに、M2 MacBook Airは、バッテリー持ちが良く、ブログ執筆やミーティングなど、あらゆる作業を快適にこなせる素晴らしいマシンでした。
しかし、ある日「もっと軽いPCが欲しい」「Wi-Fiを気にせずどこでも使いたい」という欲求がふつふつと湧き上がってきたんです。
そんな日々を送る中、じゃんぱらでWANを搭載したFMVに出会いました。WANを搭載し918gと軽量モデルに一目惚れ。思い切って乗り換えてみることにしました。
購入してから気づいたのですが、メモリ8GB/ストレージ128GBとかなり非力です。
今回は、実際に使ってみてどうか?2024年現在でも耐えうるか?をレポートしていきます。
目次
スペック
冒頭でさらっと書きましたが、今回買い替えたPCのスペックは以下の通りです。
CPU | Core i5-10310U |
メモリ | 8.00 GB (7.65 GB 使用可能) |
ストレージ | 128GB |
OS | Windows 11 Pro |
画面 | 13.3型 (1920×1080) |
生体認証 | Windows Hello(指紋/顔) |
無線接続 | Wi-Fi/Bluetooth/WAN |
端子 | Thunderbolt3×2 / USB Type-A×2 / イヤホンジャック / LAN / SDカードスロット / HDMI / 専用充電アダプタ受電口 |
ビジネスモデルということもあり、生体認証と接続端子が充実しています。さらに、目玉であるWANを搭載しており、SIMを刺せばどこでも通信することが可能です。
しかし、メモリ/ストレージは現時点で発売されているPCと比べるとかなり非力と言えます。
「不便じゃないの?」と思われること
メモリ 8GB での不安 (複数タブ、重い処理)
「メモリ8GBで本当に大丈夫?」と不安に思っている方もいるかもしれません。 特に、複数のタブを開きながら作業したり、動画編集などの重い処理を行う場合は、メモリ不足が心配になるのも当然です。
私自身、ブログ執筆や動画視聴が主なPCの用途で、どちらかといえばライトです。 多くのタブを同時に開くことはあまりなく、ブログ執筆中に調べものをしながら書く程度です。 そのような使い方であれば、メモリ8GBでも特に問題を感じませんでした。
ただし、以下のような場合は注意が必要です。
- Chromeなどのブラウザはメモリ消費量が多い Chromeでたくさんのタブを開くと、メモリを大量に消費します。 10個以上のタブを開きながら、さらに画像編集ソフトなど他のアプリケーションも起動すると、メモリ8GBでは不足を感じる可能性があります。
- 動画編集やゲームなど、重い処理にはメモリが重要 動画編集ソフトやゲームは、メモリを大量に必要とします。 快適に動作させるためには、8GB以上のメモリを搭載していることが望ましいです。
- 将来的なことを考えると、余裕があったほうが安心 今後、PCの用途が増えたり、より重い処理を行うようになる可能性もあります。 将来的にも快適にPCを使いたい場合は、16GB以上のメモリを搭載しておくと安心です。
やはり、今後動画よりも重いコンテンツが充実してくれば、メモリ8GBは直に効いてくると思います。しかし、現時点では不便に感じていないため、問題ありません。
ストレージ 128GB での不安 (容量不足)
「ストレージ128GBって、すぐに容量がいっぱいになってしまうんじゃないの?」 そう心配される方もいるかもしれません。 特に、写真や動画を大量に保存したり、サイズの大きいゲームをインストールする場合は、容量不足が不安になるのも無理はありません。
私自身は、重いデータを扱う機会が少ないため、128GBでも今のところ不便を感じていません。
しかし、将来的な容量不足に備えて、小型のUSBメモリを活用しています。 USBメモリにデータを移すことで、PC本体のストレージ容量を節約できるだけでなく、持ち運びにも便利です。
とはいえ、USBメモリでの容量確保には、以下のようなデメリットもあります。
- 読み書き速度が遅い USBメモリは、PC本体のストレージに比べて読み書き速度が遅いです。 大きなファイルの読み書きや、複数のファイルを同時に扱う際に、速度の遅さを感じることがあります。
- 紛失や破損のリスク USBメモリは小型で持ち運びやすい反面、紛失したり破損したりするリスクがあります。 大切なデータを保存する場合は、バックアップを取っておくなど、注意が必要です。
もし、これらのデメリットが気になる場合は、最初から容量の大きいストレージを選ぶか、外付けSSDなどを活用することをおすすめします。
実際に今使っているPCの容量を確認してみると、意外に使っていないこともあります。128GBで足りるかどうかは、使い方次第です。 写真や動画を頻繁に撮影・保存する方や、サイズの大きいソフトをインストールする方は、より大容量のストレージを選んだ方が安心です。 一方、私のように比較的軽い使い方であれば、128GBでも十分かもしれません。
実際の使用感
具体的な使用シーン
では、メモリ8GB・ストレージ128GBのPCを実際に使ってみた感想を、具体的なシーンを交えながらお伝えしていきます。
普段私がPCを使うのは、主にネットサーフィン、ブログ執筆、そして簡単なコーディングです。
今回はそれぞれのシーンで感じたことを具体的にお話しし、メモリやストレージ容量が足りるのかどうか、より詳しく検証していきたいと思います。
ネットサーフィン
まず、普段のネットサーフィンについてお話しします。
私は、常に7つの固定タブを開きながら、さらに調べものなどで2~3個のタブを追加して閲覧することが多いです。
ブラウザは、Windows標準のEdgeを利用しています。 メモリ効率やバッテリー効率が良いと感じているからです。
この程度のタブ数であれば、メモリ8GBでも全く問題なく動作しています。 スクロールやタブの切り替えもスムーズで、ストレスを感じることはありません。
以前はChromeを使っていたのですが、Edgeに乗り換えてからメモリ使用量が減ったように感じます。 特に、複数のタブを開いている時は、Edgeの方が軽快に動作する印象です。
ただし、動画サイトで高画質の動画を再生しながら、他のタブで重い処理を行う場合は、さすがに動作が重くなることもありました。
とはいえ、普段使いのネットサーフィンであれば、メモリ8GBで十分快適にこなせると思います。
ブログ執筆
次に、ブログ執筆についてです。
ブログ執筆時も、ネットサーフィンと同様にEdgeを使用しています。 固定タブを5つほど開いた状態で、調べもの用に1~2個のタブを追加して作業しています。
基本的にはブラウザ上で執筆が完結するため、他のソフトを併用することはほとんどありません。
そのため、メモリ8GBでも全く問題なく、快適に執筆できています。 文章作成中に画像を挿入したり、プレビューで表示を確認したりする際も、動作が遅くなることはありません。
以前は、画像編集ソフトを起動して、画像のサイズ調整などを行っていましたが、最近はブラウザ上で画像編集できるツールを使うようになりました。 そのため、メモリ使用量が抑えられ、より軽快に作業できるようになったと感じています。
ただし、複数の画像を一度にアップロードしたり、容量の大きい画像を扱う場合は、多少処理が重くなることもありました。 また、ブラウザのタブを10個以上開いた状態で、さらに画像編集ツールも複数起動すると、さすがに動作がもたつくこともありました。
しかし、普段のブログ執筆であれば、メモリ8GBで十分快適に作業できると思います。
コーディング
最後に、コーディングについてです。
私はコーディングを行う際、基本的にローカルに環境を構築しません。 開発用のリモートサーバーにSSHで接続し、そこで作業を行うスタイルです。
そのため、ローカルPCの処理能力はそれほど必要としていません。
もちろん、GUIで視覚的に確認したい場面もありますが、CUIで何とか乗り切っています。 必要最低限のツールとエディタさえあれば、コーディング作業は問題なく進められます。
メモリ8GB・ストレージ128GBのPCでも、SSH接続やテキストエディタの動作は軽快で、ストレスを感じることはありません。 むしろ、ローカルに開発環境を構築しない分、PCへの負荷が少なく、快適に作業できていると感じています。
ただし、大規模なプロジェクトで、大量のファイルを扱う場合は、さすがにメモリやストレージの容量不足を感じるかもしれません。 また、GUIベースの開発ツールを複数起動する場合は、メモリ8GBでは不足する可能性があります。
しかし、私のようにリモートサーバーでコーディングを行う場合は、メモリ8GB・ストレージ128GBでも十分対応できると思います。
意外にも快適な理由
クラウドサービスで容量不足を解消!
メモリやストレージの容量が小さいことは、クラウドサービスをうまく活用することで解消できる場合があります。
クラウドサービスとは、インターネット上にデータを保存したり、ソフトウェアを使ったりできるサービスです。 クラウドサービスを利用すれば、PC本体のメモリやストレージ容量を気にせずに、快適に作業できます。
ストレージ不足の解消に役立つクラウドサービス
- Google Drive Google Driveは、Googleが提供するオンラインストレージサービスです。 写真、動画、ドキュメントなど、様々なデータを保存できます。 無料で15GBまで利用可能で、有料プランで容量を増やすこともできます。
- OneDrive OneDriveは、Microsoftが提供するオンラインストレージサービスです。 Microsoft 365のアカウントがあれば、無料で5GBまで利用できます。 Word、ExcelなどのOfficeファイルとの連携がスムーズです。
- Dropbox Dropboxは、Dropbox, Inc.が提供するオンラインストレージサービスです。 無料で2GBまで利用できます。 ファイルの共有や共同作業に便利な機能が充実しています。
これらのクラウドサービスを利用すれば、PC本体のメモリやストレージ容量を気にせずに、快適に作業できます。 特に、ストレージ容量が128GBしかない場合は、クラウドストレージサービスを活用することで、容量不足を解消できるでしょう。
クラウドサービスのメリット
- どこからでもアクセス可能 インターネットに接続できる環境であれば、どこからでもデータにアクセスできます。
- データの共有が簡単 他のユーザーと簡単にデータを共有できます。
- 自動バックアップ データが自動的にバックアップされるため、データ消失のリスクを軽減できます。
クラウドサービスのデメリット
- インターネット環境が必要 インターネットに接続できない環境では、データにアクセスできません。
- セキュリティリスク クラウドサービスに保存したデータが、不正アクセスされるリスクがあります。
- 月額料金が発生する場合がある 無料プランで利用できる容量を超える場合は、月額料金が発生する場合があります。
クラウドサービスには、メリットだけでなくデメリットもあります。 自分の使い方やニーズに合わせて、適切なサービスを選びましょう。
WANを搭載している:クラウドとの相性抜群!
WANとは、SIMカードを挿入することで、Wi-Fi環境がなくても携帯電話回線を使ってインターネットに接続できる機能です。 つまり、いつでもどこでもオンラインで作業できるということです。
そして、このモバイルWAN機能が、クラウドサービスとの相性が抜群なのです。
クラウドサービスは、インターネット上にデータを保存したり、ソフトウェアを使ったりできるサービスです。 Google Drive、OneDrive、Dropboxなどのオンラインストレージサービスや、Google Workspaceなどのオンラインオフィススイートが代表例です。
モバイルWAN搭載PCであれば、場所を選ばずにクラウドサービスを利用できます。 つまり、PC本体のストレージ容量が少なくても、オンラインストレージにデータを保存することで容量不足を解消できます。 また、重いソフトをインストールしなくても、オンラインで必要なソフトを利用できます。
このように、モバイルWAN搭載PCとクラウドサービスを組み合わせることで、メモリ8GB・ストレージ128GBのPCでも、快適に作業できる環境を構築できるのです。
まとめ
今回は、M2 MacBook Airからメモリ8GB/ストレージ128GBのFMVに乗り換えた体験を元に、実際の使用感についてレビューをお届けしました。
「メモリ8GB/ストレージ128GBで本当に大丈夫?」と不安に思っていた方もいるかもしれませんが、少なくとも私の場合は、今のところ全く問題なく、快適に使いこなせています。
もちろん、これはあくまでも私の使用環境や使い方に合致している結果であり、すべての人に当てはまるわけではありません。
しかし、PCの性能は年々向上しており、以前よりも少ないメモリやストレージでも快適に動作するようになってきているのは事実です。
もしあなたが、
- インターネット閲覧や動画視聴が中心
- オフィスソフトでの文書作成がメイン
- 写真や動画の編集はあまりしない
- クラウドストレージを活用している
といった使い方であれば、メモリ8GB/ストレージ128GBのPCでも十分快適に使える可能性があります。
とはいえ、PC選びは個人の使用目的や予算によって大きく変わるもの。
最新の高スペックモデルに魅力を感じる方もいれば、コストパフォーマンスを重視する方もいるでしょう。
今回の記事が、あなたのPC選びの参考になれば幸いです。
もし、この記事を読んで「8GB/128GBのPCってどうなの?」「自分の使い方だとメモリやストレージはどれくらい必要?」など、疑問に思ったことがあれば、ぜひコメントで教えてください!