豪華なパッケージ大好きなパッケージ重視派のタコスです!
今回はMOONDROPから発売されたKシリーズの新作にして最終型、Kadenzを自腹レビュー。
筆者は前作のKATOを所持し長年使用しており、新作の発売に注目しながらも購入するか迷っていましたが日本発売が決まった時についに購入。
人気な機種だけに購入を検討している方は決断はお早めに…!
最初に感想を書いてしまうとMOONDROPファンこそ手に取って欲しい美麗イヤホンです!
目次
豪華すぎる付属品

- Kadenz本体
- レザーケース
- イヤーピース (3サイズ x 2種類)
- ノズル (3サイズ)
- ケーブル (0.78mm 2Pin – 4.4mm)
- 4.4mm to 3.5mm 変換ケーブル
- 4.4mm to Type-C 変換ケーブル (ECHO-B)
- ポーチ
見ればわかる通りかなり豪華な付属品類でKadenz一台買えばほとんど追加で購入する必要はないかなと。
イヤーピースも筆者がKATOのころから追加購入している「清泉」が付いてきます。
付属のノズルは長さが三種類、筆者は一番長いものを使用し奥まで入るようにしています。
KATOでは真鍮とステンレスの違いでしたがKadenzではステンレスの長さ違いが付いてきます。
そして何より4.4mm to Type-C 変換ケーブル (ECHO-B)が付いてくるところ。32bit/384kHzをサポートし、付属のおまけDACではなくこれ自体一つの商品として販売しても良いくらいの出来です。
付属品の多さはKATOの頃からむしろアップグレードされており、3万円以下でこれほど豪華で開封していてワクワクするものは久々です!
最近では環境配慮(という名目)からパッケージが簡素になっており、イヤホンで4万円以上払っても再生紙をそのまま使用したようなパッケージの個人的にがっかりなものが増えている中、外装のイラストや観音開きの箱などパッケージにもこだわっていることは超好印象です…!
音質
ここからは音質のレビュー、筆者は耳が良い方ではありませんが有線イヤホンではMOONDROP KATOのみを3年使用していますので、他のレビューとは異なりKATOとの比較を重点的にしていきます。
使用しているのは属のECHO-Bと愛用しているAK-HC2、音源はAmazon music unlimitedと別途ハイレゾ音源です。

高音重視だけど低音もUP
MOONDROPのKシリーズですので高音はかなり綺麗です。
KATOと比べると音場が広がっていると実感できます。高音はより伸びやかに、低音はより沈み込むような深さを感じます。
しかし、低音はよく出てはいますが少しこもり気味に感じました。
KATOに慣れてしまっているというのが大きな原因かもしれませんが、聴いていくうちにすっきりとした低音になるかなと。
高音は進化しており、KATOよりも生々しい音になっています。サックスなど楽器の音が印象的でした。
高音は刺さらずに綺麗に鳴ってくれています。
女性ボーカル、クラシック、JAZZ、低音がより出てくるようになったおかげで、男性ボーカルも聴いていて楽しい。
主に聴いている曲の特性にイヤホンを合わせるべきですが、EDM以外はかなり頑張っている印象でした。
女性ボーカルはKATOの頃から定評がありますが筆者は大幅な進化を感じませんでした。
KATOの時点でかなり完成されているのだと感じます。
付属DACは低音がしっかり鳴る

ECHO-Bを使用して聴いてみると低音がより強調されます。DACによりここまで音質が違うことに驚きました。
AK-HC2よりスッキリとした感じは減りますが低音がよく聴こえるようになり、高音重視ですが低音もしっかりと聴ける万能なイヤホンになっていました。
このDACのスペックもあり、ストリーミングもハイレゾ音源も問題なく聴く事ができ、おまけだと思っていましたがこれ単体で使用したいと思えるDACでした。
コンパクトなので他のドングルDACより嵩張らないのもポイント。
まとめ:KATO好きこそ手にしてほしい
様々なレビューを見ると「KATOを持っているなら買わなくても良い」というものがいくつかありますが、筆者としてはKATOが好きな人にはぜひ手に取って欲しいと思います。
このKadenzがKシリーズの最終章であることと、KATOからビルドクオリティ、音質、パッケージなど進化している部分をかなり実感できると思います。
マット調になったことで質感にかなり満足できます。KATOの時の限定モデル、マットスチールが欲しかったのでKadenzがマット調で出てきてくれたのは本当に嬉しい!
鏡面仕上げは傷つきますし、同じ見た目のものが2台になってしまうので…
音質に関してはKATOがかなり完成されているせいもあり、比較しなければわからない部分もありますがKATOの上位互換ではないことが重要で、Kadenzも個性があり似ているが別のイヤホンとして独立しています。
今後Kシリーズは出ないことと、KATOを持っていなければこの1台で素晴らしい体験ができること、クオリティが高く贈り物としても良いこと、万人にお勧めできるかと思います。
KATOを購入したときの衝撃を追体験できるような満足の高い買い物でした!