先日意気揚々とMacBookとAndroidスマホの組み合わせでもなんの問題も無かった件についてという記事にGoogleOneの特典でVPNが付いてくる!と書きました。
しかし、しばらくしてGoogle One特典のVPNが廃止されるというニュースが飛び込んできました。
CNET Japan 「Google One」のVPN機能が廃止へ–使われなかったため
目次
Google One特典のVPN
無料特典が消えてしまう…
GooglePhotoの容量を増やすために加入していたGoogleOneですが、その無料特典としてPixel以外でもGoogleの構築したVPNを利用することが出来ました。
しかし、ニュースの内容からは利用者があまりいないため、VPNの対象はPixel端末のみになる予定とのことです。
GoogleOneに入っていればVPN使える!と豪語していた私には悲しいニュースであるように見えます。
ほんとに悲しい?
実際のところ、そこまで悲しくありませんでした。
この無料特典のVPNですが、本当に商用の品質か?と疑うほど低品質でした。
無料特典なので仕方ないかもしれませんが、記事を編集中に通信がぶつぶつ切れてしまい、うまく保存できないケースが多々ありました。さらに、Androidデバイスで利用していると、アプリダウンロードやアプリ挙動に問題が発生し、通信エラーが頻発しました。
どこに乗り換えよう?
やはり無料やセルフホストは手間や品質の問題があるため、コストは抑えつつもVPNをサービスとして提供している事業者のものを使うのが良いと考えました。
昨今、セキュリティ意識が高まりVPNを専業としていないところでもサービスを展開しているパターンがあり、選択肢がかなり増えています。
乗り換え先リスト
私の使っているサービスや以前利用実績のあるサービスとして以下がリストアップされました。
- NordVPN
- SPEEDTEST VPN
- カスペルスキー VPN
Nord VPN
NordVPNは利用実績がありました。GoogleOneのVPN以前はこのNordVPNを使っていました。
使用感
VPNの接続や接続先サーバはアプリから選択が可能で難しい設定は不要です。
速度も十分出ているのでVPNがボトルネックになって作業に支障が出ることはありません。
また、接続先も110カ国で6340台のサーバが稼働しており、様々なロケーションに対応しています。実際別の国のサーバに繋げて何かするということはあまりありませんでした。
値段も比較的抑えられており、1年で12,450円です。
特徴
速度
業界最速を謳っており、速度に重きを置いているようです。さらに、オープンソースのVPNプロトコルを改良して独自のnordlynxというプロトコルを開発/運用しています。互換性の観点から、他のプロトコルもサポートしています。
接続先の選択肢
110カ国で6340台のサーバから選ぶことが可能です。サブスクや動画配信サービスで他の国のコンテンツを見たい方には、選択肢が多いことがメリットかもしれません。
関連サービス
VPNの他にもパスワード管理サービスである「NordPass」やセキュリティを重視した「NordLocker」が提供されています。
SPEEDTEST VPN
ガジェット好きであれば、一度は見たことある方も多いのではないでしょうか?スピードテストを提供しているOoklaでもVPNサービスを展開しています。
特徴
簡単接続
スピードテストアプリからVPNボタンをONにするだけで安全にインターネットを利用できます。さらに課金はGooglePlayやAppStoreを介しているため、支払い情報を一元管理できます。
スピードテストの広告が外せる
スピードテストに出てくる広告を外すことができます。頻繁にスピードテストを行う方には、嬉しい機能ですね。
無料枠が設定されている
1月あたり2GBと少量ですが、無料枠が設定されています。これで、数ヶ月利用してみて判断するのもありかもしれません。また、月額プランのみで年間プランの設定はありません。
カスペルスキー VPN
セキュリティソフト大手のカスペルスキーによって運営されているVPNです。WindowsPCとAndroidデバイスには、このソフトを入れています。
特徴
キルスイッチ
VPNに接続されていない場合、インターネット通信を遮断する機能がついています。これにより不意に接続していない状態で通信してしまうことが防げます。とても強力なため気になる人もしくはエンタープライズ向けの機能です。
高速通信
世界100箇所に2000台以上のサーバを介して、最大10Gbpsの通信を実現しています。そのため、ゲームや動画ストリーミング再生にも耐えられます。
スマートホームプロテクション
昨今増えているスマートホームデバイスの接続も保護することができます。これらのデバイスは、ユーザ側で防ぐことが難しいが便利で手放せないため、嬉しい機能です。
どれがいいかな?
カスペルスキーに決めた!
コスパがいいね
年間3,130円で最大5台まで接続可能と、他のサービスと比較してもコスパがいいです。
PC対応
モバイルデバイスだけでなく、WindowsやMacなどPCにも対応しておりそれぞれアプリケーションによって接続の切り替えや設定が可能です。モバイルアプリはあってもPCの接続はマニュアルでということが多い中、これはとてもいいポイントです。
速度も申し分なし
お試しで使ってみましたが、十分に速度が出ています。さらに、安定して速度が出続けるので途中で止まることはありませんでした。速度と安定性ともにヨシ!
最後に
皆さんも公衆Wi-Fiを使う時はできるだけVPNを使いましょう!