こんにちはタコスです!今回は有名なAstell&Kern社の高コスパDAC、 AK HC2 を実際に購入したのでレビューします。
目次
AK HC2 レビュー
AK HC2は、Astell&Kernが発売するポータブルUSB-DAC。先日e-イヤホンさんで購入しました。コンパクトなボディながら、ハイレゾ音源にも対応した高音質を実現しています。
付属品は
- 本体(Type-c)
- lightning to Type-c変換アダプタ
- 説明書等
1. 音質傾向
私はmoondrop KATOと本機を接続しています。AK HC2の音質傾向は、全体的にバランスの良いニュートラルなサウンド。低音域はしっかりと沈み込みながらも、過剰な強調がなく、自然な響きです。中音域はクリアでボーカルの輪郭がしっかりと表現され、聴き疲れしにくい音質です。KATOの特徴でもある高音域もさらに伸びやかで、繊細な音色も忠実に再現しています。
2. 解像度・分離感
AK HC2は、価格帯を考えると非常に高い解像度と分離感を備えています。音場の広さも十分で、楽器一つ一つの音がしっかりと聴き取れます。複雑な音楽でも、各パートが混濁することなく、クリアに表現されます。
3. 音色
AK HC2の音色は、癖がなく、どんな音楽ジャンルにもマッチします。特に、ボーカル曲やクラシック音楽との相性が良いと感じました。ボーカルは自然な存在感で前に出てきて、楽器とのバランスも良好です。クラシック音楽では、繊細な表現力と豊かな音色を楽しめました。
4. 駆動力
出力レベルが高く、イヤホンやヘッドホンを選ばずに使用できます。低インピーダンスのイヤホンでも、しっかりと鳴らすことができますがそこが注意すべき部分でもあります。かなり音が大きいため注意です。androidであればアプリがありますので細かく音量を調節することが可能です。
公式サイトから引用
5. 音質まとめ
AK HC2は、3万円台という価格帯を大きく超える高音質を実現したポータブルUSB-DACです。バランスの良いニュートラルサウンド、高い解像度と分離感、自然な音色、広いダイナミックレンジ、高い駆動力など、音質面において非常に優秀な製品です。
6. 音質比較
AK HC2と他のポータブルUSB-DACとの音質比較として
- Shanling UA2:低音がより迫力がありAK HC2の方が比較した際違いがよくわかる。
- Fiio Q3: 高音域がよりクリアなサウンド。パワフルな分Q3の方が繊細。
AK HC2は、4.4mmバランス接続のみの出力端子を搭載しています。3.5mmシングルエンド接続には対応していないため、使用するイヤホンやヘッドホンに注意が必要です。
7. 総評
AK HC2は、音質重視のユーザーにおすすめできるポータブルUSB-DACです。コンパクトなボディながら、ハイレゾ音源にも対応した高音質を実現しています。バランスの良いニュートラルサウンド、高い解像度と分離感、自然な音色、広いダイナミックレンジ、高い駆動力など、音質面において非常に優秀な製品です。4.4mmバランス接続のみの出力端子という点に注意すればコストパフォーマンスも非常に高く、より良い音楽ライフをおくれると感じました。