私が執筆している記事の大部分はオーディオに関連していますが、私自身がDAC/DAPを所有した経験がないという恥ずかしい事実があります。
しかし、そのままでは記事の信憑性が損なわれますので、勇気を振り絞りオーディオの世界に一歩踏み込むことを決断しました。
幸運なことに、最近ハム公さんがWALKMANを購入したとのことですので、その利用シナリオや操作性について尋ねてみました。
目次
相談
前述の通り、最近WALKMANをご購入されたハム公さんに、どういった経緯でその決断をされたのか、そして具体的な利用シーンについて話を聞きました。
なぜ、WALKMANを使うのか?
なぜ、音楽再生専用機であるWALKMANを使っているのか尋ねてみました。
なぜ、このタイミングでWALKMANを買ったの?
WALKMAN自体は前から使っていたんですが、購入から5年ほど経ち、経年劣化でバッテリー持ちが悪くなったんです。ヨドバシで値下げされていたり、並行してキャッシュバックキャンペーンも開催されていたので新調を決断しました。
今回が初購入というわけでは無いんだね。
そもそも、なんでWALKMANを持っていたの?
好きな楽曲は、音源として手元に置いておきたいんです。滅多にない事とはいえ、サブスクの配信は、いつどんな理由でストップするかわかりませんからね。音楽を安価に買うとなると、大抵の場合はCD音源になりますから、再生機としてWALKMANを使っていますよ。
CD音源データを保有し、それを再生するためのデバイスとして長年にわたりWALKMANを使用していましたが、バッテリーの性能が低下し始めたため、新たな機器への切り替えを検討しているようですね。
データの入手先は?
サブスクが過渡期となり、大体の楽曲はストリーミングで事足りる時代となりました。
配信されていない曲を聴くのに、CDから取り込んでというユースケースは容易に考えられます。
CD取り込み以外にもルートはあるのでしょうか?
CDからデータを取り込むのはわかったけど、ちょっと面倒だからデータを買うとかそういう事はあるの?
ありますよ!どちらかというと、特に気に入った曲をより高品質なデータで持っておきたくなる時があります。そんな時はハイレゾ音源を「mora」というサイトから買います。
昔ながらのサイトだねw
CDよりもハイレゾの方が音質がいいんだ、初めて知った。
殆ど違いがないのに、プラシーボ効果だっていう人もいますけどねw
まあ、本人の満足度の問題です。
CDに限らず、ハイレゾ音源の入手先も用意されているようです。
また、CDよりハイレゾ音源の方が高音質ということも知ることができました。
ハイレゾとCD音質の違い
CD音質とハイレゾの違いは、主に以下の3点です。
- 情報量
- CD音質は44.1kHz/16bitというフォーマットで記録されます。
- ハイレゾは96kHz/24bitや192kHz/24bitなど、CDよりも高いフォーマットで記録されます。
- このため、ハイレゾはCDよりも多くの情報量を持ち、より原音に近い音を再現できます。
- 音質
- ハイレゾはCDよりも音の解像度が高く、細かい音まで再現できます。
- 音場も広く、奥行きや立体感を感じられます。
- 特に、高音域の伸びや低音域の深さ、楽器や声の質感の違いなどが顕著に感じられます。
- 臨場感
- ハイレゾはCDよりも臨場感が高く、まるで目の前で演奏を聴いているかのような感覚を味わえます。
- これは、ハイレゾが持つ情報量の多さによって、空気感や音の響きまでも再現できるためです。
CD音質とハイレゾ、どちらが良いか?
どちらが良いかは、個人の好みや聴く環境によって異なります。
- CD音質で十分な場合
- 普段スマートフォンやPCのスピーカーで音楽を聴いている場合
- 音質よりも手軽さを重視する場合
- 特に音質にこだわりがない場合
- ハイレゾがおすすめな場合
- 高音質なオーディオ機器を持っている場合
- より良い音質で音楽を楽しみたい場合
- ライブ音源やクラシック音楽など、繊細な音の違いを楽しみたい場合
まとめ
ハイレゾはCDよりも高音質ですが、その違いを体感するには、ある程度のオーディオ環境が必要です。 もしあなたが音質にこだわりたいのであれば、ハイレゾ対応のオーディオ機器を揃えて、ハイレゾ音源を聴いてみることをおすすめします。
候補
ハイレゾの立ち位置が分かったところで、ようやくスタートラインに立つことができました。すると、ハイレゾがどの程度なのか?気になってきました。
しかし、私の持っている再生機器ではハイレゾを体験することができません。
みんなにちょうどいい Google Pixel Buds Pro 普段使いレビュー
カバンに常備 小さく軽いフルワイヤレスイヤホン ag COTSUBU MK2
ですので、今回一式揃える前提で布陣を考えてみました。
DAP
様々なメーカーからいろんな機種がリリースされていますが、ここは無難にWALKMANにしておこうと思います。
DAPってなに?
DAPとは、デジタルオーディオプレーヤー(Digital Audio Player)の略称です。音楽再生に特化した携帯型のデバイスで、スマートフォンとは異なり、音楽再生に特化した機能や性能を備えています。
DAPの特徴
- 高音質: 高性能なDAC(デジタル-アナログ変換回路)やアンプを搭載しており、スマートフォンよりも高音質な音楽再生が可能です。
- ハイレゾ対応: CD音質を超えるハイレゾ音源に対応しているモデルが多く、より原音に近い音質で音楽を楽しめます。
- 豊富なファイル形式に対応: MP3、AACなどの一般的な形式だけでなく、FLAC、WAV、DSDなどのハイレゾ音源形式にも対応しています。
- 大容量ストレージ: 内蔵ストレージやmicroSDカードスロットを備えており、多くの楽曲を保存できます。
- 多様な機能: イコライザーやギャップレス再生など、音楽再生をより楽しむための機能が搭載されています。
DAPとスマートフォンの違い
スマートフォンでも音楽を聴くことはできますが、DAPは音質や機能面で優れています。スマートフォンは通話やメールなど、さまざまな機能を搭載しているため、音楽再生に特化したDAPほどの性能を発揮できません。また、スマートフォンはバッテリーの消費が激しいため、長時間の音楽再生には不向きです。
まとめ
DAPは、高音質で音楽を楽しみたい方におすすめのデバイスです。スマートフォンよりも高音質で、ハイレゾ音源にも対応しているため、より良い音で音楽を聴くことができます。
もしあなたがウォークマンの購入を検討しているのであれば、DAPも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
NW-ZX707
A300シリーズでもいいような気がしますが、専用機ということでバランス接続できた方がいいと考え、コスパ最強のこのモデルを挙げてみました。
Android12搭載である程度のことはできますが、音楽再生機として10万円超えるのは少し痛い気もします。
特徴
- 高音質設計: アルミ切削シャーシや高音質はんだなど、音質にこだわった設計がされています。
- Android 12搭載: ストリーミングサービスやアプリを楽しめます。
- バランス接続対応: 4.4mmバランス接続に対応しており、より高音質な音楽再生が可能です。
- DSEE Ultimate搭載: AI技術で圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングします。
スペック
項目 | 仕様 |
OS | Android™ 12 |
ディスプレイ | 5.0型(HD 1280×720ドット)タッチパネル液晶 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 665 |
内蔵メモリ | 64GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
対応フォーマット | DSD, WAV, AIFF, FLAC, ALAC, MP3, AAC, HE-AAC, WMA, ATRAC |
サンプリング周波数 | 最大384kHz/32bit (リニアPCM) |
DSD再生 | 最大11.2MHz |
出力 | アンバランス:50mW+50mW (16Ω) |
バランス:230mW+230mW (16Ω) | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Ver.5.1 |
USB | USB Type-C® |
バッテリー持続時間 | 最大25時間 (FLAC 96kHz/24bit) |
本体サイズ | 約59.7mm×132.3mm×16.9mm |
本体質量 | 約227g |
NW-WM1AM2
ハイエンドモデルとの価格差が10万円以内であれば、一気に一番いいものを買ってしまった方が良いという場合もありえます。
オーディオでも、APS-C買うなら、最初からフルサイズにしておけ現象が発生する可能性が高いです。
特徴
- 高音質設計: 金メッキ無酸素銅シャーシや高音質はんだなど、音質に徹底的にこだわった設計がされています。
- Android 11搭載: ストリーミングサービスやアプリを楽しめます。
- バランス接続対応: 4.4mmバランス接続に対応しており、より高音質な音楽再生が可能です。
- DSDリマスタリングエンジン搭載: CD音質などの圧縮音源をDSD 11.
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android™ 11 |
ディスプレイ | 5.0型(HD 1280×720ドット)タッチパネル液晶 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 665 |
内蔵メモリ | 128GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
対応フォーマット | DSD, WAV, AIFF, FLAC, ALAC, MP3, AAC, HE-AAC, WMA, ATRAC, APE |
サンプリング周波数 | 最大384kHz/32bit (リニアPCM) |
DSD再生 | 最大11.2MHz |
出力 | アンバランス:60mW+60mW (16Ω) |
バランス:250mW+250mW (16Ω) | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Ver.5.0 |
USB | USB Type-C® |
バッテリー持続時間 | 最大40時間 (FLAC 96kHz/24bit) |
本体サイズ | 約56.5mm×123.9mm×19.9mm |
本体質量 | 約299g |
drive_spreadsheetGoogle スプレッドシートにエクスポート
イヤホン
バランス接続でどのように音が変わるのか体験したいので、イヤホンもリケーブルでバランス接続できるものを新調しようと思います。
バランス接続とは?
イヤホンのバランス接続とは、左右の音声信号を独立して伝送する接続方式です。一般的なアンバランス接続と比べて、ノイズが少なく、クリアでパワフルなサウンドを楽しめます。
メリット
- 音質向上: 左右の音声信号が干渉しないため、クリアで分離感のあるサウンドになります。
- ノイズ低減: 外部からのノイズの影響を受けにくく、より静寂な背景で音楽を楽しめます。
- 出力向上: よりパワフルなサウンドを出力できるため、駆動力が必要なイヤホンでも十分な音量を確保できます。
注意点
- 対応機器が必要: バランス接続に対応したDAPやアンプが必要です。
- 専用ケーブルが必要: バランス接続には専用のケーブルが必要です。
- イヤホンによっては効果が薄い: 感度の高いイヤホンでは、アンバランス接続でも十分な音質が得られる場合があります。
まとめ
バランス接続は、より高音質な音楽再生を求める方におすすめの接続方式です。対応機器とケーブルを揃える必要がありますが、その分、音質の向上を実感できるでしょう。
Moondrop KATO
前に、水月雨 Moondrop Space Travel を紹介したのでメーカー自体は知っていました。
これも、知人に聞いたところコスパ最強のイヤホンとのことです。
また、見た目も最高にかっこいいのがポイントです。
特徴
- 高音質: 第3世代DLC複合振動板を採用した10mm径ダイナミックドライバーを搭載し、高解像度でクリアなサウンドを実現。特に高音域の伸びと解像度に優れ、女性ボーカルや電子音に強いとされています。
- 優れたデザイン: マットな質感のスチールハウジングは、シンプルながらも高級感があり、装着感も良好です。
- 豊富な付属品: イヤーピースやケーブルなど、付属品が充実しており、自分好みのカスタマイズが可能です。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ドライバー | 10mm径DLC複合振動板ダイナミックドライバー |
インピーダンス | 32Ω±15%(@1kHz) |
感度 | 123dB/Vrms(@1kHz) |
再生周波数帯域 | 10Hz~45kHz |
ケーブル | 高純度銅・銀メッキ線、0.78mm 2pinコネクタ、3.5mmステレオミニプラグ |
重量 | メーカー非公開 |
final MAKE 2
フィルター部分を、847通りから自分好みに改造することが可能です。このイヤホンの特徴は、自分で作り上げることができるということだと思います。
やはり、こだわるならある程度公式にカスタマイズが認められているモデルが優位に思えます。
見た目も無骨で男心くすぐります。
特徴
- 音質調整機能: 付属のフィルターを交換することで、自分好みの音質にカスタマイズできます。メッシュフィルターとスポンジフィルターの2種類があり、それぞれ密度が異なるため、組み合わせによって数百通りの音質調整が可能です。
- 高音質: 6mm径ダイナミックドライバーを搭載し、クリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。特にボーカルの表現力に優れており、自然で聴きやすい音質が特徴です。
- シンプルなデザイン: 金属製の筐体は、マットな質感で高級感があります。カラーはブラックとシルバーの2色展開です。
- 優れた装着感: 筐体が小型軽量で、耳への負担が少ないです。イヤーピースも豊富に付属しており、自分に合ったものを選ぶことができます。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
ドライバー | 6mm径ダイナミックドライバー + バランスドアーマチュア(BA)ドライバー |
インピーダンス | 16Ω |
感度 | 102dB |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ケーブル | OFCケーブル、MMCXコネクタ、3.5mmステレオミニプラグ |
重量 | 約15g (ケーブル含む) |
音質調整 | メッシュフィルター6種、スポンジフィルター6種 |
その他 | イヤーピース5サイズ、キャリングケース |
最後に
買えばそれはそれで楽しいですが、正直、こうやって悩んでいる時間が一番楽しいです。
買う買う詐欺にならない程度に、吟味してレビュー記事を上げるようにします。
【関連記事】