連休も終わり五月病がいつ発症するかヒヤヒヤしながら通勤電車に揺られる日々を送っています。
さて、今回はGoogleから最新の廉価モデル「Pixel 8a」がリリースされました。これでPixel8シリーズはすべて出揃いました。以前、当ブログでPixel 8Proのレビューを出していますので、ぜひチェックしてください。
目次
各モデルの特徴
コスパ最強 Pixel 8a
Pixel8シリーズで最も新しく5/14にリリースされました。歴代aシリーズの通り絶妙なチューニングにより、価格が抑えられています。
SoC
価格をProの半分に抑えつつも、Proと同じ「Tensor G3」を搭載しています。TensorはGoogleが設計しているオリジナルチップです。Pixel6シリーズから続く最新作です。
Tensorとは?
2016 年に Google は、最高のモバイルコンピューターチップを作るために、ハードウェア、ソフトウェア、機械学習の各分野から研究者を結集させました。これは、Google Pixel スマホでさまざまなことを可能にするというビジョンを実現するためです。その結果生まれたのが Google Tensor です。
Google Tensor の改良は続いています。Google Tensor G3 は、これまでのシリーズで最も高速で、チップのパフォーマンスと効率、安全性が向上しました。2021 年と比べて機械学習モデルの数が 2 倍以上に増加しただけでなく、その複雑さと精巧さも増しています。Google Tensor G3 はこうした機械学習モデルをいくつも同時に実行しているのです。
また、デバイスのセキュリティを牛耳るセキュリティチップも上位機種と同様のTitan M2チップを搭載しています。
スマホのコアであるため、SoCやチップに妥協せず他の部分でコストカットを図っているようです。
なお、メモリは規格は同じ「LPDDR5X」ですが容量は8GBと抑えられています。
カラー
Pixel8aは、他の8シリーズとは異なるカラーが用意されています。
フレッシュで鮮やかな「Aloe」の他に、Pixel8では用意されていないがProにラインナップのある「Porcelain」が選択可能です。
8シリーズ最高峰 Pixel 8 Pro
Proと言う名から、Googleが作った最高のスマホであることが一目瞭然です。特にカメラ機能はソフトウェアを含めて他のスマホを凌駕しています。また、いつ使うのかわかりませんが温度センサーを搭載しています。
独特なデザインのカメラ
最新のPixelのデザインといえば背面のカメラが目立っていますよね。今回もすごいカメラを搭載しているようです。
まず、50メガピクセルのメインカメラはf1.68の明るいレンズを搭載しています。暗いところでも明るく撮影が可能です。
また、48メガピクセルのワイドカメラは、マクロ撮影が強化されており、花など近づいて撮影するシーンでも高画質に撮影できます。
さらに、48メガピクセルの望遠カメラにより、光学5倍のズーム撮影と最大30倍の超解像ズームが可能です。望遠で撮ると圧縮効果で雰囲気のある写真が撮影できます。
1世代前ですが7Proで撮った写真です。
スムーズディスプレイ
8や8aにもリフレッシュレートが可変のディスプレイが採用されています。
しかし、8や8aのリフレッシュレートの下限が60Hzであるのに対して、8Proでは1Hzとかなり抑えられています。
最近ではAndroidの上位機種やiPhoneでも採用されている常時ONモードを使う上で下限が低いことはアドバンテージとも言えます。
スタンダードな竹モデル Pixel 8
Proとaシリーズに挟まれており、若干立ち位置が危ういように見えます。
しかし、マーケティングの業界では、ラインナップで3つ並べられると真ん中を選ぶ人が多いというのが定石です。このことからもしかすると一番売れているモデルかもしれません。
防水防塵
8aの防水等級がIP67であるのに対して、8ではワンランク上の防水等級であるIP68に準拠しています。
水のあるシーンでよく使う人でProよりも価格を抑えたいと考えるのであればこの選択はありだと思います。
Pro譲りのメインカメラ性能
メインカメラの画素数自体は8aよりも少ないですが、写真を撮る上で大切な明るさは8のほうがより良く取ることが可能です。
また、LDAFやレーザーにより正確なオートフォーカスを実現しており、子どもや動物など動きのある被写体を撮るのであれば、妥協できないポイントです。
おすすめはどれ?
あれこれ書いていますが、やっぱりコスパ重視の「Pixel 8a」がおすすめです。Proの半額でありながら必要な部分はしっかりとPixelの血が流れていることを感じ取れます。
スマホのコストを抑えて周辺機器の購入に充てることで、Pixelファミリーのエコシステムのメリットを享受できたほうが全体の満足感が高くなると思っています。
皆さんの良きデジタルライフを祈っています!