QHD ディスプレイへの投資熱が高まっており、本末転倒気味であることは否めません。主力機の更新を先送りしてまで、キーボードやマウス、そしてモニターに至るまで、理想を追い求めてしまう性分なのです。
中でも、モニターは PC 作業の要となるデバイスであり、妥協は許されません。
今回は、その重要なモニターについて、私の経験を交えながら客観的に解説いたします。
目次
- ディスプレイ解像度: 4K・ QHD ・ FHDの違い
- QHD ディスプレイが4Kディスプレイよりも優れている理由
- WQHD/QHD おすすめディスプレイ①:Dell S2722DC 27インチ モニター
- WQHD/QHD おすすめディスプレイ②:Acer Nitro ゲーミングモニター XV271UM3bmiiprx
- WQHD/QHD おすすめディスプレイ③:PHILIPS 液晶ディスプレイ PCモニター 24E1N5500E/11
- まとめ
ディスプレイ解像度: 4K・ QHD ・ FHDの違い
ディスプレイを選ぶ際に「4K」「QHD(WQHD)」「FHD」といった言葉を目にすることが多いと思います。これらは、画面の解像度を表す言葉です。
解像度とは、画面に表示できるドット(画素)の数のこと。 解像度が高いほど、より多くのドットで画像や文字が表現されるため、きめ細かく鮮明に見えます。
4K > QHD (WQHD) > FHD の順に解像度が高くなります。
高解像度ディスプレイのメリットは、美しい映像を楽しめること、そして作業スペースを広く取れることです。
しかし、高解像度になればなるほど、パソコンへの負荷も大きくなります。 そのため、4Kディスプレイで快適に作業するには、高性能なパソコンが必要になります。
QHD と WQHD、結局どっち?
QHDとWQHD、どちらも同じ解像度(2560×1440)を表す言葉です。
「WQHD」は「Wide QHD」の略で、QHDが横長のワイド画面であることを強調した呼び方です。
つまり、すべてのQHDディスプレイはWQHDディスプレイということになります。
比較
略称/呼称 | 解像度 | 名称 |
4K | 3840×2160 | UHD(Ultra High Definition) |
QHD(WQHD) | 2560×1440 | Quad High Definition (Wide Quad High Definition) |
FHD | 1920×1080 | Full High Definition |
QHD ディスプレイが4Kディスプレイよりも優れている理由
高解像度ディスプレイとして人気の4KとQHD。 どちらも高画質ですが、実際に使うとなるとQHDディスプレイの方がメリットが多いケースがあります。
今回は、QHDディスプレイが4Kディスプレイよりも優れている理由を3つに分けて解説します。
コストパフォーマンスが高い
4KディスプレイはQHDディスプレイよりも高価です。同じサイズなら、QHDディスプレイの方が数万円安く購入できます。
限られた予算で高画質ディスプレイを手に入れたいなら、QHDディスプレイがおすすめです。
また、解像度の異なるディスプレイを複数台使用すると、ウィンドウサイズ調整などに手間がかかり、作業効率が低下する可能性があります。
QHDディスプレイなら、2台並べてデュアルモニターにしても、比較的安価に構築できます。
作業効率が良い
4Kディスプレイは高解像度なので、1つの画面に多くの情報を表示できます。 しかし、情報量が多すぎると、集中力が散漫になることも。
複数のアプリケーションを同時に開いて作業する場合、QHDディスプレイを2台使用した方が、作業効率がアップする可能性があります。
例えば、メインモニターで作業をし、サブモニターでチャットやメールを確認するといった使い方ができます。
物理的に画面が分割されていることで、視覚的な整理が促進され、マルチタスクがはかどります。
目に優しい
4Kディスプレイは高解像度であるがゆえに、文字やアイコンが小さく表示されます。長時間使用すると、目が疲れてしまうことも。
4Kディスプレイよりも文字が大きめに表示されるので、長時間作業しても目が疲れにくいです。
特に、27インチのような一般的なサイズのモニターでは、4Kだと文字が小さすぎると感じる方もいるでしょう。
WQHD/QHD おすすめディスプレイ①:Dell S2722DC 27インチ モニター

特徴①:Type-C 接続でスッキリ快適!
ノートパソコンをお使いの方にとって、Type-C接続は非常に便利です。
Dell S2722DC は、Type-Cケーブル1本で、映像出力とノートパソコンへの給電(最大65W)が同時に行えます。 つまり、ケーブル周りがスッキリし、デスク上が広々と使えます。
さらに、モニターにUSBポートが搭載されているので、USBハブとしても活用可能です。 マウスやキーボードなど、周辺機器を接続する際にも便利です。
特徴②:3年間の無輝点交換保証で安心!
Dellのモニターには、3年間の無輝点交換保証がついています。
万が一、初期不良や故障があった場合でも、無償で修理または交換対応を受けられます。
高価な買い物だからこそ、安心して長く使えるのは嬉しいポイントです。
【体験談】実際に使ってみた
まず、Type-C接続の快適さ は想像以上でした。ケーブル1本で映像出力とノートパソコンへの充電ができるので、デスク周りが驚くほどスッキリしました。
以前は、電源ケーブル、HDMIケーブル、USBケーブルなど、たくさんのケーブルが絡まってイライラの原因になっていましたが、Dell S2722DCなら、ケーブル1本でOK! もうケーブル地獄とはおさらばです。
しかも、DisplayPort出力端子 も搭載されているので、デイジーチェーン接続で2台のモニターを1本のケーブルで接続できます。
デュアルモニター環境を構築したい方 にも、Dell S2722DCはおすすめです。
さらに、使ってみて実感したメリットがいくつかあります。
- 画面が広い: WQHDの解像度のおかげで、複数のウィンドウを同時に表示しても余裕があります。作業効率が格段に向上しました。
- 発色が綺麗: IPSパネルなので、視野角が広く、どの角度から見ても色鮮やかな映像を楽しめます。画像編集や動画鑑賞にも最適です。
- 目が疲れにくい: ノングレア(非光沢)液晶なので、光の反射が抑えられ、長時間使用しても目が疲れにくいです。
正直、最初は「Type-C接続って本当に便利なのかな?」と半信半疑でした。
でも、実際に使ってみたら、その快適さに感動しました。もう、Type-C接続のないモニターには戻れません。
もしあなたが、
- デスク周りのケーブルをスッキリさせたい
- 作業効率をアップさせたい
- 目に優しいモニターが欲しい
- デュアルモニター環境を構築したい
と考えているなら、Dell S2722DCは、間違いなくおすすめです!
WQHD/QHD おすすめディスプレイ②:Acer Nitro ゲーミングモニター XV271UM3bmiiprx

特徴①:ヌルヌル動く!高リフレッシュレートで快適なゲーム体験
こちらのディスプレイは、WQHD解像度で144Hzのリフレッシュレートに対応しています。
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が更新される回数のこと。数値が高いほど、なめらかで残像感の少ない映像を表示できます。
FPSやレースゲームなど、動きの速いゲームをプレイする際に、高リフレッシュレートは非常に重要です。
さらに、応答速度も0.5msと高速なので、敵の動きを瞬時に捉え、優位にゲームを進められます。
WQHDでこのスペックのゲーミングモニターとしては、価格も比較的抑えめなのも嬉しいポイントです。
特徴②:縦置きもできる!自由自在なピボットアーム
高さ調整、回転、角度調整が可能なピボットアームを搭載しています。
縦置きにすることで、Webサイトの閲覧や縦長の画像編集などが快適になります。
また、自分に最適なポジションにモニターを調整できるので、長時間のゲームプレイでも疲れにくいです。
WQHD/QHD おすすめディスプレイ③:PHILIPS 液晶ディスプレイ PCモニター 24E1N5500E/11

特徴①:お求めやすい価格で高画質を実現!
23.8インチのWQHDディスプレイとしては、かなり価格が抑えられています。
高画質なのにリーズナブル なので、予算を抑えたい方にもおすすめです。
IPSパネルを採用 しているので、視野角が広く、どの角度から見ても色鮮やかな映像を楽しめます。
さらに、sRGBを122%カバーしているので、写真や動画編集など、色の正確さが求められる作業にも最適です。
特徴②:コンパクトで省スペース!
WQHDディスプレイは、27インチ以上のサイズが多い中、PHILIPS 24E1N5500E/11 は 23.8インチとコンパクトなサイズ です。
設置スペースが限られている方や、大きすぎるモニターは圧迫感があると感じている方にぴったりです。
WQHDの高解像度を維持しながら、省スペースを実現 している点は大きな魅力です。
まとめ
作業効率アップに繋がるQHDの魅力、伝わりましたでしょうか?
広々とした表示領域は、マルチタスクをこなし、快適な作業環境を実現する上で欠かせません。
高価なキーボードやマウスを揃えるのも良いですが、ディスプレイへの投資は、より直接的に作業効率向上に貢献すると言えるでしょう。
今回ご紹介したおすすめのディスプレイを参考に、ぜひあなたにぴったりの一台を見つけて下さい。
きっと、日々の仕事や趣味が、さらに充実したものになるはずです。