先日、ビートルズの新曲『Now and Then』公開のニュースが全世界の注目を集めました。AI技術によって実現したビートルズ最新曲ですが、発売にあたっては12インチアナログ盤がラインナップされています。昨今はアナログレコードの販売が復調傾向にあるそうで、僕ハム公もそのブームに乗っかっている一人です。
そんな僕が使っているプレーヤーが、オーディオテクニカから発売されている「AT-SB727 “Sound Burger”」です!AT-SB727は、オーディオ初心者でも簡単にアナログの雰囲気を楽しむことができ、かつ現代的な機能を装備しています。本記事では、サウンドバーガーの魅力的な点と、購入する前に少し注意しておきたい点をいくつか紹介します!
目次
- サウンドバーガーとは
- 2023年 サウンドバーガー復刻&市販化
- サウンドバーガー実機レビュー セッティングから再生まで
- サウンドバーガーで再生してみた:oasis 『Whatever』『She Is Love』
- サウンドバーガーの注意点: PD給電できない
- まとめ
サウンドバーガーとは
2023年発売のサウンドバーガー(AT-SB727)は、1982年発売の初代サウンドバーガー(AT-727)をベースとした復刻版です。AT-727は1982年当時としても、
- 軽量かつ乾電池式で持ち運び可能
- プレーヤーに出力できるフォノアンプを搭載
- ヘッドホン同梱
といった斬新なコンセプトの製品だったようです(メーカー公式サイトブログより引用)。
2023年 サウンドバーガー復刻&市販化
そんなAT-727には根強い人気があり、レコードブーム真っ只中の2023年にAT-SB727として復活しました!AT-SB727は充電式になっている、Bluetoothを搭載している等機能面での違いはありますが、デザインはほぼそのままに当時の雰囲気を楽しむことができます。
サウンドバーガー実機レビュー セッティングから再生まで
それでは早速実機のレビューをしていきましょう!
※本記事に使用したのは先行発売モデルAT-SB2022です。カラー以外はAT-727と共通ですのでご了承ください。
セッティング前の本体です。下側がターンテーブル。上が蓋になっています。
トーンアームの固定ネジを外します。側面のロックを解除して蓋を開き、アームを展開します。
レコードをターンテーブルに載せ、アダプターで押さえます。蓋を閉じ、針のカバーを取ります。
電源ボタンを押します。新規にBluetoose接続する場合は、Bluetooseボタンを長押しして接続します。一度登録した機器には自動で接続されます。
トーンアームを持ち上げて、針を落とします。
以上がサウンドバーガーのセッティングです。非常に簡単です。
サウンドバーガーは満充電から最大12時間の連続駆動が可能です。駆動方式はベルトドライブ、交換針はATN3600Lです。
以下は実際に音楽を再生した感想です。
サウンドバーガーで再生してみた:oasis 『Whatever』『She Is Love』
ビートルズの新譜は用意できなかったので、代わりに彼らの遺伝子を受け継ぐoasisを再生してみます!
『Whatever』・・・デジタルで聴くのとは別物。バイオリンが際立つ。
『She Is Love』・・・曲の入りが滑らかで繊細に感じた。穏やかなボーカルが前面に押し出されている。
レコードというとノイズが混じったレトロな音質をイメージされるかと思いますが、サウンドバーガーは良い意味で期待を裏切ってきます!驚くほど音質は良く、加えてデジタルには無い温かみのある音質だと感じ、同じ曲でも全く違った印象を受けます。
サウンドバーガーの注意点: PD給電できない
以上素人にも分かる程の高いクオリティで再生してくれるサウンドバーガーですが、個人的に気になる部分が一点ありましたので、ご報告しておきます。
それはPD給電に対応していないという点です。最近は様々な機器の付属の充電器がCポートになっています。最大12時間の連続再生が可能ですので、頻繁に給電を要するわけではありませんが、この点は注意です。
まとめ
サウンドバーガーはレトロな外観をそのままに、多機能かつ高音質を気軽に楽しめるプレーヤーです。周辺機器を最小限に抑えられる点も魅力です。今後も続くであろうレコードブームを最大限楽しむのに最適な一台だと感じました!